2021 もてぎ7時間耐久ロードレース:もて耐 3時間耐久レース参戦記その2

スタートグリッドにて Racer
アウトドアや防災に活躍!【ポータブル電源】

レース開始より、2時間経過。

一時は止んでいた雨が、再び振り始めます。

天気予報は、元々4時台に降雨を予想したのですが、これが当たりだったような...

MT君の第2スティントが始まります。

再度、ガソリンを補給し、総合7位で走り始めます。

彼の第1スティントからは、タイヤは変わっているものの、好調さは維持されている様子。

ピットも沸きます。

25分後に、一つ順位を下げて帰還です。

勝負の分け目

ここで、チームとして、一つの大きな決断を行います。

ガソリンを2分間かけて給油するか、ライダー交代のみ、給油せずに走り出すか。

メーターではなく、タンクに矩尺を差し込んで、肉眼で残量を確認します。

チームは25分走れると判断し、給油はしないことを決定!

さらに雨脚が強くなってきたところで、私の第二スティント、チームの最終スティントが始まり、このままゴールを目指します。

乗った感じは、先ほどと感触は変わらず、前回なみの走り、と行きたいところですが、コースのそこらじゅうで、川が出来て、流れ出しており、焦らず、怒らず、ジンワリと走ります。

途中上位陣が3台ほど、団子状態となって抜いていきますが、レベルが違いすぎて、ついていけません。

すでに我々は、彼らより周回遅れとなっているので、順位変動は、ありません。

最後の難関

それ以外の、同程度のチームに食らいつき、抜いて、抜かれて、を繰り返えして、7周を走ったところで、燃料の残量がほぼ”0”に。

手元に時計がないため(G310Rのメーター内に時計が設置されているのですが、正確に時間合わせしていなかった。ピットサインで、残り時間の表示をお願いしておけばよかった)、あと1周か、2周か、何周走らなくてはならないかわからない状態で、エコドライブすることに。

追いつけそうでも無理しない、なるべく高いギヤで走り、下り坂はクラッチを切って、惰性で走る、ような。

ツーリングでは何度かやったことですが、レースでこのようなことは、さすがに初めてです。

そして、1周走り終えて、ホームストレートに帰ってきたところ、チェッカーフラッグが振られていない!万事休すか。

最後から二番目のミラクル

ホームストレートで、抜かれるのもいやなので、スロットルを絞ったところ、そこでミラクル!!!!!

目の前で、チェッカーフラッグが振り降ろされました。

というか、すぐ後ろを1位のチームが走っており、私の前は大きく空いていた為、フラッグを降ったようです。

その後、また1周して、帰ってこなくてはならないのですが、こんどこそ、ガス欠で、レッカー車で帰ってくるんだろうな、と思っていたのですが、走り切ったため、残量計が”0”になってから約10km走ったことになります。

ガソリンの吸い上げポンプの性能が高いのか、余裕をみて、設定がされているのか、わかりませんが、結果良し。

予定では、ホームストレート上で、車両保管(レース後の、車検のようなもの)を行うこととなっていましたが、雨のため、空けていた一部のピットに車両を預けることになりました。

最後のミラクル

順位の把握はできておらず、それよりも、完走だと喜んで、自分のピットに帰ってきたら、”呼び出し”。

どこかで、違反行為をやってしまったような...

ツナギのまま、”出頭”すると、どうやらファイナルラップ中に転倒車があり、黄旗が出された区間で、前車を抜いたということらしい。

黄旗違反です。これは厳重に処罰される内容なので、またしても万事休す。

オフィシャルの責任者からは、「白か黒か、というと黒だ」

しかし、前車があまりにも遅く、減速をしていたので、「アウトか、セーフか、でいうと今回はセーフ。次回は、気を付けてね。」と。

黄旗が出されている区間の追い越しは禁止ですが、その先、緑旗が出されると、それが解除となります。

私は、緑旗を過ぎてから、抜いたつもりでしたが、実は前車がありえない減速をしたため、緑旗前に抜いてしまったわけですね。

ピットに戻り、「セーフ」でした、と報告すると、ピットは歓喜に沸きます。

私一人、事情が呑み込めていなかったのですが、総合8位であることは、掲示板からもわかっていたのですが、実は、G310Rクラスで1位だったわけで、裁定により、減周などのペナルティはなくなり、順位は1位で変動なし。

最終スティント開始前には、2位だったのですが、1位チームが途中、ピットインし、繰り上がって1位となったことのようです。

モテ耐は、総合順位といくつかの特別賞しか、表彰がされず、何も貰えないのですが、一応”クラス別チャンピョン”。

何にも準備していなかった中で、王座記念撮影。

給油の作戦、天候も含めたツキ、タイヤ交換やサスペンションセッティングなどがすべてうまく効いたためですね。

晴れたコンディションなら、最下位争いとなったかもしれませんからね。

チームに感謝、クルーに感謝、大会を開催してくれたツインリンクもてぎに感謝です。

5月から準備してきたレースがこのような成果となり、レースがまた好きになった1日でした。

皆様、応援ありがとうございました。

その晩、ツナギや装備を乾かすのが大変でした。

お問い合わせやリクエストなどがございましたら、お気軽にどうぞ。

カー&バイク用品

コメント

タイトルとURLをコピーしました