いやー、最低でした。
台風13号は健在
土曜日に予選、決勝があるため、金曜日に、参加受付、車検、特別スポーツ走行x2回、スタート練習を時間いっぱいやって、臨んだ最終戦。
前日深夜より、台風の影響で、雨。
通常であれば、スポーツ走行は、雨天を避けるので、こんなに朝から振っている日に茂木にいったことがなかったことに、改めて気づきました。
到着すると、当然のことながら、皆さん、テンション低い。
前日帰り際には、ピットが冠水することも想定して、道具などをある程度片づけて、帰ったのですが、今回は、大丈夫。
夜の雨量は、それほどでもなかったようです。
しかし、目の前の雨は、土砂降りの一歩手前と、小雨のループ。
レースの全面中止はしない
参加者は、準備だけは進めておいて、と。
同日、開催されるカテゴリーは、私のでるネオスタンダードクラスを含め、4つ。
一番最後にスケジュールされています。
特別スポーツ走行、予選、決勝ブリーフィング、決勝のプロセスがそれぞれのカテゴリーごとに進められていきます。
サスペンションの調整を前日、おこなったため、予選の前に走っておきたかったところですが、ウェット路面で走行をこなすのは、得られるものよりも、リスクの方が大きく、特別スポーツ走行は、出走せずに、予選の開始時間を待ちます。
先行する他のカテゴリーの予選でも、都度転倒があり、雨天レースの厳しさを感じます。
転倒して、滑走していく場合、路面との抵抗が少ないため、マシンの損傷は低いのですが、戻ってきた転倒車量は、芝生、泥、小石まみれになっています。
修理すれば、走れるケースも多いので、チームメカニックが、掃除、分解、修理に取り掛かっている風景はよく見かけられます。
我々のチームには、腕利きのメカニックがいるので、部品欠品が無ければ、修理が始められます。
自分で出来ることならやりたい作業ですけどね。
個人参戦していたら、予選の段階でも、転倒したとたん、リタイヤしなければならないでしょう。
我々の予選前に、台風の影響を考慮して、元々16週だった決勝レースが、12周に減数されました。
ネオスタンダードクラスは、2名で走ることを前提としているため、他カテゴリーの2倍の周回数となっています。
他カテゴリーは、さらに短く、スプリントらしく、短期勝負となるんだろうな、と。
そして、予選。
時間自体は、20分なんですが、思っていたよりも、雨は少なかった印象です。
とはいうものの、ヘルメットのシールドに水滴が当たっては、シールド面を伝って上昇し、後方へ、飛んでいきます。
モテ耐の時より、路面の水の量は少ないのですが、G310Trophyと同じぐらいの雨量かな。
ここで転倒するわけには行かず、臆病になりすぎて、いいところなし。
タイムは、40台ほどのなかで、26位。
ただ、ストレートでの加速は、悪くない。サスペンションの調整が効いたかな。
下位から、追い上げていくしかないですが、モテ耐のいいイメージで、臨みたいと考えました。
ブリーフィングで釘刺される
そ決勝ブリーフィングでは例により、受け入れてくれる病院が、栃木県では今現在、ない見込みで、ドクターヘリも要請できないので、重体となっても、病院に担ぎ込まれるまで2時間かかるぞ、転倒しても、治せないぞ、とのこと。
心して、転倒、いや、レースに挑めと。
水煙の中で、追突するリスクや、抜かれたことで、ムキになって、急な加速、制動が即転倒につながることを説明されました。
予選と同様に、先行する他カテゴリーでも、決勝中に転倒が見受けられますが、ブリーフィングが効いたのか、負傷者の情報は上がってきませんでした。
いよいよ決勝
14:20 スタート進行開始です。
雨はほぼ、降っていない。
路面にも、”川”はない状態。
決勝のスタートに先行して、スタート前チェック(簡易車検)、スタート進行、そして、ウォーミングラップとして1周して、決勝のグリッドにつきます。
いつも、思うのですが、割と、すんなりと始まってしまうんですね、もっとじらされるようなイメージだったんですが…
スタートとオープニングラップは悪くない
前日、スタート練習したおかげで、スタート時に、2台ほどを抜けたように思います。
1コーナー手前で、渋滞したため、間は詰まる。
2コーナーまで、アクセルが開けられない状態が続くと、立ち上がりの速さがつかめていない、我がG310Rに取っては、この先がつらいわけです。
しかし、思ったよりは離されず、2コーナを立ち上がる。サスペンションはいい感じだと感じました。
ストレートで、抜かれるか、離されるかして、コーナーで、追いついて、抜き返すという展開が出来ると、この時は考えたのですが…
いきなりヘアピンで、オーバーランがあった様子。
そのあとダウンヒルストレートで、数台の団子を抜いて、第二アンダーブリッジを通り過ぎるタイミングで、黄旗が出たように見えたのですが… 先ほど抜いたうちの1台に、抜かれます。
逆に、抜き返すと、ペナルティとなることを恐れて、そのまま、最終コーナーまでは何もせず。
ところが、間に1台入って来たわけです。
4コーナーまでは、何もできずに、5コーナーで、その1台に並んで、130R手前でパス。
こんな展開、やったことがない。
先ほどの1台を追うぞ、とS字に差し掛かったが、先ほどの抜いた感覚の余韻で、路面のとらえ方が甘かった、んでしょう。
転倒
無理に倒しこんで、左に、簡単に転倒。
そのまま後ろ向きに、コースを滑り、グラベルで止ま里ました。
コースマーシャルが3名駆け寄ってきて、移動させようと手伝ってくれるのですが、シフトレバーが折れており、5速に入ったままで、ニュートラルに入れられず、レッカー車の到着を待つことに。
レッカー車に引きずられて、ガードレールの外側に移動させたところで、シフトレバーが動かず、エンジンも始動しないため、そこでレースをあきらめました。
待っていても、仕方がないので、時間を掛けて、シフトレバーを手で動かし、ニュートラルに戻して、ダメもとで、イグニッションスイッチを推したところ、エンジン始動。
しまった、もっと、急いてやってみるんだった。
自力で、1速のまま、ピットに戻ることにしました。
S字の右手から、V字コーナーの終わりまで、芝生の上を走り、ゼブラゾーンを乗り越えて、コースに復帰。
後ろからやってくるレース車両に気を付けながら、ピットに戻ったところで、レースを終了いたしました。
何も残せず
第二ライダーに迷惑を掛けたし、チームスタッフにも心配を掛けてしまいました。
セッティングをしたサスペンションの効き目を味わうことは20分ほどで、また車両を破損してしまいました。
車両左側、シフトレバーとステップの交換だけに終わるとは思います。
練習で出来ないことは、本番でも出来ない。
今年1年を締めくくるには、あまりにも唐突な、内容のない終わり方でした。
来年のレース出場どころではない、根本的なライディングの見直しから考えようと、帰りの道中、車の中で泣いたわけでして。
応援してくれた方々、本当にありがとうございました。
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