【登山犬モズク】日本三大急登 谷川岳へ日帰り登山。 西黒尾根登山口からトマの耳へ。
初めての本格登山に挑戦(ブログでもカテゴリー未設定)
これは、まったくの新分野です。
山登りは、これまで、親戚中でご法度だったわけでして。
実は、叔父(私の母の弟)が、冬の槍ヶ岳から滑落し、ということがあって、山登りだけは、やってはいけない、という事情でした。
まあ、バイクで、それなりに危険なことをやっているので、親不孝なことはすでにやっていますけど。
以前より、親交のある美容師さんが、多趣味な人で、オートバイも、違法ではないのですが、俗に言うアメリカン・チョッパーなタイプに改造し、おそらく車検通らないだろうな、というほどに。
その次には、ロードバイクで、自分専用に作り上げ、とことん練習して、1日で、東京から宇都宮まで(約100km)やってくるほどの脚力を身につけたほど。
で、こんどは、登山です。
毎週のように、出かけて行っているらしいのですが、その特徴としては、犬連れです。
セントバーナードなどの狩猟犬、牧羊犬ではなく、フレンチブルドッグを連れて登るという、おしゃれながらも、あまり聞いたことがないタイプ。
ネットや、動画でもそれほど前例が見られません。
でも、すぐに30山(単位あっているのかな?)ほどこなしているらしく、誘われた行き先が、いきなり谷川岳でした。
正直、それは無茶やろ、と思ったのですが、犬連れのペースで行くので、どうかと。
しぶしぶではなく、少々体力的な心配もありましたが、ご一緒させてもらいました。
前日の夜に、出発地点まで移動し、車中泊をして、朝集合という形を取ります。
谷川岳ロープウェイの土合駅の駐車場には、同様に泊っている車は1台ほどで、それなりに静かに眠れる環境ではあったのですが、実は、他のページで書いたように、先日、レース中に転倒しており、その時には、なんともなかったのですが、タンクの下敷きになった左太ももの打ち身がへんな違和感を生み出して、寝相によっては、落ち着かない。
膝を大きく曲げることが出来ない事情で、山登りするのは、不安だなあと思いながら、ようやく眠ったのでした。
出発
朝6時30分出発の予定から、30分ほど遅れて、駐車場を出発。
知人の飼い犬 フレンチブルドックの”もずく”は、朝からどこか興奮している様子。
おっさん二人は、登頂口を探し始め、いまいちおぼつかない足取りなのですが、もずくはぐいぐい引っ張っていきます。
フレンチブルドッグは、それほど体力がある犬種ではなく、こういった長距離の外出は、向いていないとのこと。
YouTubeには、柴犬や、大きめの洋犬を登山に連れていく動画は見られるものの、他にみかけなかったなあ、ということで、アクションカメラ持参で、私は撮影係です。
頭のいい、しつけのしっかりできた犬ですので、他の登山者に吠えることもなく、先に行って、主人を待つことができます。
しかし、小型犬なので、崖はさすがに上れない。
その時には、主人が持ち上げる形を取ります。
往路の予定は、4時間半。
3時間を越えると、さすがにもずくもへばってきたのか、休みたがって、水をせがんだり、木陰に入りたがったり、ちょっとした段差でも主人に持ち上げてほしそうになってましたね。
西尾根を登り切って
西尾根を登り切ると、別路の、ロープウェイでやってきた登山者がたどるルートと合流します。
もずくは見つけられると、「かわいい」が連発され、自身もわかっているのか、愛想よくふるまい、女性だと近寄る素振りを見せます。
登山中は、皆さん挨拶をかわすのがマナーとなっていますが、その乗りで、もずくについて色々と質問されてきます。
都内では決してありえない交流なんだな、という点と、もずくがいることで、自分の疲労をわすれて、もずくのことを気遣っている。
正しい表現ではないと思いますが、下の立場の者がいると、優位に立っていること、あるいは優位に立とうとして、実力以上のことが出来てしまう、という感覚がありましたね。
下山する方が、問題でした
谷川岳の二つの頂上を押さえたところで、復路へ。
別ルートで、下りますが、正直言って、上りの往路よりきつかった。
トレッキングシューズがあまりいいものでなく、靴の内部で、滑って指が痛いのと、左膝をかばって登ってきたため、今度は、右膝が痛くなって、一歩一歩が大きく踏み出せなくなって。
下りはロープウェイ使ったほうがよかったかな?
天神平のロープウェイ駅までの途中に、徒歩で降りていく道がありますが、道というより、ただ木が生えていないだけ、という状態。
知人ともずくは、往路以上のペースで進んでいきますが、私は、全くペースが上がらず下りの方が上りよりも遅いペースとなり、知人とモズクに迷惑を掛けてしまいました。
でも、この道を利用する人って、本当にいない。
午後ということもありますが、3時間の下山中、すれ違ったのは1人。ものすごく日本語の上手な白人(おそらく20代)一人。あの道を上れるのは、若さがないと、人間では無理じゃないかな。
これまでと違う筋肉痛ですが、運転に支障なし
午後4時に土合の駐車場に帰着。もずくは、これから存分に眠れるからいいな、と思いつつ、知人と分かれて、帰路へ。
腕以外は、全身疲労で、運転して帰れるのかなと思ったのですが、サーキットをバイクで走る場合の筋肉痛や、身体の痛みはないので、意外と運転は楽。
腕はほぼ、無傷、というか、疲労は全くなく、運転席に座るのも支障なかったのがよかったかな?
しかし、好物の道の駅に立ち寄っても、休むばっかりで、見て回ることは出来ず…
電車でこれから帰る登山者は、大変だな、すごいなあとも感じました。
当面は、山には近づきたくないけれど、モズクの動画を撮りに、また行きたくなってしまいそうだ。
しかし、その前にそれなりに上るための道具を揃えないと行けないかもなあ、トレーニングもそれなりにやっておかないと、と思っています。
登りの往路を中心としていますが、動画にもまとめましたので、ご興味があれば、ご覧ください。
*次回も撮りたいと考えています。
お問い合わせやリクエストなどがございましたら、お気軽にどうぞ。
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